終活コラム第31回『遺品整理について』

葬儀が終わった後の遺族には手続きや片付けなど、やらなければならないことがたくさん残っています。
その中でも「遺品整理」は、労力と時間がかかる作業です。
そこで今回の終活コラムでは、遺品整理をする際の手順を少しご説明します。

遺品整理でやることは、「不用品の処分」「残したいものの整理」「形見分け」の3つです。

1.仕分けて不用品を処分する

遺品整理の作業のうち、最も時間と労力を費やす作業が不用品の処分です。
処分をする前に、残すものと廃棄するものに仕分けしていく必要があります。
遺品の中には重要書類や高価なものが含まれていることがあるため、気を付けて仕分けしなければなりません。
不用品は「買取業者に買い取ってもらうもの」「粗大ごみとして回収してもらうもの」「普通ごみとして捨てるもの」に分けて処分していきましょう。

2.残すものを整理する

廃棄せず残すものには、財産に関するものや故人の思い出の品、死後の手続きに必要なものなどがあります。
相続や形見分けをしていくためには、財産に関する以下のものが揃っているか整理しながら確認しましょう。

【財務関連】
銀行の通帳・キャッシュカード、証券、預金証書、生命保険の契約書、年金手続きに必要な書類
【不動産関連】
戸籍謄本、登記簿謄本、不動産売買契約書、固定資産税評価証明書
【自動車関連】
自動車の登録証明書、自動車の納税証明書、自動車保険の証明書
【個人情報関連】
遺言書、エンディングノート、パスポート、運転免許証、医療関連の書類、メールアカウントやSNSアカウント情報
【価値があるもの】
アンティーク、美術品、宝石、ブランド品など
3. 形見分けをする

故人が残した財産は、遺言書による指定などが特にない場合は相続人が話し合って分割し相続します。

財産以外の「衣類、アクセサリー、家具、思い出の品など」は、遺族で話し合って形見分けをします。
遺品整理が丁寧にできていれば、形見分けをスムーズに進めることができます。

いかがでしたでしょうか?
遺品整理は、不要なものは廃棄し、大切なものや必要なものは回収して保管します。
遺品の中には相続に関わる書類や、故人の意思が記されたエンディングノートなどが含まれているケースも多いため、注意深く作業する必要があります。

終活コラム第31回はここまでです。もっと詳しいことを知りたい方や、
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