終活コラム第29回『介護ロボット』について

今回の終活コラムは、介護現場の負担を軽減する介護ロボットについてお話をしたいと思います。

厚生労働省では介護ロボットの開発・普及を促そうと、開発支援の拠点となる「リビングラボ」の整備を進めています。これは企業と介護現場をつなぎ、使う人の要望を踏まえた製品の開発をサポートするのが狙いです。

全国8か所のリビングラボが21年度に行った開発支援は計180件。

ラボの運営を担うのは大学や介護事業所などさまざまで、それぞれ異なる特徴を持ちます。

藤田医科大学(愛知県豊明市)のラボでは、リハビリ専門医や理学療法士などが相談に応じます。
介護大手のSOMPOケアなどのラボは、現場のニーズ収集や実装に向けた課題の洗い出しに強みがあります。
共創工房の代表で、九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授は、
「企業が想定する介助者の動きと、現場での実際の動きは異なることが多い。
本当に使える製品』の開発には、ラボと介護現場、ラボ同士の連携や情報共有が不可欠だ」と説明しています。
厚労省は介護ロボットに関する相談窓口を全国17か所設け、企業にラボを紹介したり、導入を検討する施設にロボットを貸し出したりしています。
21年度は相談約1000件と試用貸し出し300件に対応し、77件で介護ロボットの導入につながったそうです。

こういった流れが加速し、介護ロボットが介護現場の負担を軽減する救世主になってくれればいいですね。

終活コラム第29回はここまでです。もっと詳しいことを知りたい方や、
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