終活コラム第28回『認知症対策』について

人生100年時代の高齢世代の必須対策の一つとして「認知症対策」が挙げられると思います。
今回の終活コラムはこちらのテーマで少しお話をしてみます。

アルツハイマー病や、脳血管性認知症の原因となる動脈硬化は、慢性炎症がきっかけで起こることが分かってきました。
そして慢性炎症を防ぐ効果があることが分かっているのが運動です。

◆認知症を防ぐ「幅広歩行」と「ピッチ歩行」
ウォーキングを行うと認知症の予防に良いことは、世界中の論文で明らかにされています。
ふつうのウォーキングでも十分効果がありますが、より認知症予防に特化した歩き方を考えてみました。
1つは幅広歩行
国立環境研究所の研究によると、歩幅が狭い人は広い人に比べ、認知機能低下のリスクが3倍以上になり、歩幅が狭い状態のまま年齢を重ねると認知症発症のリスクが2倍以上になることを明らかにしています。
もう1つは、ピッチ歩行
アメリカのオレゴン健康科学大学の研究グループによると、MCI(軽度認知障害)と診断された人は、健康な人に比べて歩行速度が毎年1秒あたり0.01秒遅くなり、また歩行速度の低下は、MCIと診断されるより平均で約12年前から表れることも分かりました。

このように十分予防効果のあるウォーキングですが、工夫して行うことで、より効果が得られるということですね。
是非、無理のない範囲で実践されてみてはいかがでしょうか。

終活コラム第28回はここまでです。もっと詳しいことを知りたい方や、
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